毎月恒例の撮影遠征です。

9月となるとお彼岸となり毎年恒例になりつつある七面山からのダイヤモンド富士を目指したくなります。
去年はまだコロナウィルスの関係もあったと思いますし天気の関係もあり目指すのは辞めましたが今年は天気も微妙ながらダイヤモンド富士になるかもしれないという気持ちもあり、約2年ぶりにチャレンジしてみることにしました。

と言うことで七面山チャレンジを含めた9月の撮影遠征記となります。

1日目

と言ってもこの日は移動のみにしました。
理由は簡単で七面山登山をするとゆっくり登っても6時間近くかかるのもあり、地元から移動して登山口まで約5時間、そこから約6時間近くの登山はさすがに厳しく疲れるのもあり前日に富士山麓へ移動した形になります。
この日は生憎の雨だったので麓に到着してからそのままふじやま温泉へ。
久しぶりの温泉だったので割とゆっくりさせてもらいました。

翌日には七面山へ登るため夜にはちゃんと睡眠を。

2日目

いざ七面山チャレンジをするために昼過ぎには移動開始しました。
七面山の事は調べていただければわかりますが、日蓮宗奥の院になっており宗教の場所。
登山道も修行道となっており信者が使います。

過去にチャレンジしてる撮影記もあるのでお時間あればぜひこちらも。

撮影遠征記!七面山へ~

9月撮影遠征記!七面山♪

9月撮影遠征記!七面山撮影最終章!

登山口付近に到着したのは夕方4時頃。
ライブカメラを見ると雲海になっていました。

目標としては20時に出発をしてゆっくり登り1時に到着できればよいかなと思い休憩と待機の時間となります。

20時になり登山開始しますが、先に結論を書いておくと今回は途中離脱で登頂せずに下山してしまいました。

ログ的にはこのような感じ。

登山開始して15分ほどで体に違和感を覚え普段の登山より苦しいのです。
この七面山登山道は〇〇丁目という順番の灯篭があり最終的には50丁目まで登ることになるのですが、3丁目あたりで違和感。
しばらく登り続けますが違和感がぬぐえず6丁目でこのまま登り切れるかが不明&登れても普通でいられるかどうか。
と疑問になり下した決断はやめて下山でした。

過去に一度登山に全く慣れてない時にも1時間半ほど登ってから辞めた経験はあるのですがその時は本当に登山全くやってなくいろいろやらかしてしまい下山しましたが今回は少し違います。
かなり苦しいのです。
不整脈が少しありますが割と不安になるレベルだったため下山しました。

この七面山はルート迷いもありませんし長時間にはなりますが険しい登山道でもありません。
無理すればどうにかなりますが他の人には迷惑かけたくありませんし、天気も正直微妙だったのもあり決断しました。

そのうえで自己分析をしてみました。

ほぼ確定ですが、軽量化したことによるスピードオーバーです。
先ほどのログ画像の赤枠に平気ペースとありますが130-150%
これでは疲れて当然ですし脈拍も上昇するし息も上がりますね。
結果苦しくなって当然です。

軽量化したことによって良い意味で動きやすくもなってそのため気づかないうちにスピードオーバーをしてしまっていて普段の登山スピードで行動していませんでした。
今回はザックも700gに靴も400gにしてみましたが動きいやすさもやはりメインで使ってるGregoryのザックにはかないませんし登山靴もモンベルのものにはかないません。
足の負担、肩腰の負担がやはり違いますのでこの辺りはもう慣れでしかないかなと。

という訳で七面山チャレンジは失敗に終わりました。

この後どんどん他のカメラマンなりがくると思われたのですぐに車も移動して富士山麓に戻り疲れたのもあり寝ることに。
早朝起きてからライブカメラを見るとやはりカメラマンも多数。

ただ富士山は見えていますが雲海もなく、上空の雲も厚い為ダイヤモンド富士にはならないだろうなと。
結果的にやはりダイヤモンド富士にはならなかったみたいです。

この日まで体調整え筋力トレーニングも行ってきましたが残念な結果に。
前回雲海ダイヤモンド富士を撮れてるので七面山は卒業と思っていますが体力作りの為にもまたチャレンジしてみたいと思います。

一点別事と。
今回いろんなカメラマンさんが七面山からのダイヤモンド富士を狙って登っていますが登山経験ない人を誘って無理難題な登山になったりとか他の登山者に迷惑かかってたりするケースもちらほらと。
登山はあくまで安全優先であり自分に見合った計画をしないと簡単に事故につながります。
群がるとどうしても自己抑制できなくなる気持ちもわからなくはないですが、他の人に迷惑をかけないなど当たり前のことをしつつ楽しんでくれたらうれしいなと思いつつ。

3日目

この日はもう土曜日。
昨晩の登山の汗をとりあえず流したいのでふじやま温泉へ。
こちらの温泉は早朝営業をしてるので助かります。

富士山麓はもう観光客ばかりになってしまう為朝方河口湖方面へ早めに移動して少し撮影をしてみました。

もう少し雲が無ければ秋空で気持ちよかったのですがしょうがないですね。
コスモスが咲き乱れていました。

コキアも植えられていますが・・・面白みあるようにスーモみたいに隠れキャラで目がついていました。
これは初めてしりましたがなかなか面白い試み。
(権利的に良いのかはわかりませんが・・・)

この後はどんどん観光客が増えてきたのでご飯を購入し休憩などを兼ねて富士吉田道の駅へ。

ですがさすが観光地の土曜日車を停めるところがないくらい混雑していました。
隙間で1台停めれたので自分はラッキーでしたが、本当に椅子取りゲーム状態。
ここまで混んでるのは初めてだったのですごし驚きました。

結構長い時間道の駅にいましたが夕方になり観光客もやっと引いてきたので移動&撮影開始。
月も綺麗に出てきていたので再度河口湖へ移動して月とコスモスを撮ろうかと。

到着した時はほどほどに観光客は減っていましたがそれでも混雑しています。

たまたまフォローワーのkeigo君もいた為しばらくの間一緒に話しながら撮影を。
まだ高校卒業したばかりの若いカメラマンですが良い作品撮ってるので知らない方はぜひフォローを。

Suzuki Keigo|富士山写真家

日没とともに終了しました。

この後は少し休もうかと思いましたが、月の位置など考えて以前より撮りたかった曼珠沙華と富士山を撮りに行こうと富士宮へ。
本来は翌日の朝に撮ろうと思ったのですが前日他のフォローワーさんがインスタライブをやってたりしたのでもしかしたら混むかなと思ったのと、月明かりの中怪しく咲き乱れる曼珠沙華と富士山と言うイメージを前から持っていたので、このチャンス逃せないと思い早々に移動しました。

曼珠沙華と富士山

この曼珠沙華と富士山を撮れるポイントは富士宮市にある興徳寺。
こちらの興徳寺も日蓮宗となり七面山とのつながりはありますね。
正式名称は日蓮宗 大日蓮華山 興徳寺

Instagramのフォローワーさんと本来は翌日の朝に会って一緒に撮ろうかと話していましたが裏切りました。
月夜であり、かつ夜他の人もいないだろうと思いすぐ向かって40分ほどで到着。

この曼珠沙華が咲くタイミングでは駐車場は入口近くの臨時駐車場となるのでご注意ください。
本来の駐車場は檀家さん専用となりますし、そもそもかなり狭い為大型車が入ると難儀します。
(一度間違えて入ってしまいましたが出るのに一苦労)

到着した時誰もいません。
今回ストロボを使いたかったので他の人がいると使えない為嬉しい限りです。

お寺なのでちゃんと参拝をしてから撮影に臨みます。

撮れた写真はこちら。

Pentax K-1バージョン

FUJIFILM GFX100Sバージョン

どちらも好きなのですがGFX100Sバージョンの方では曼珠沙華の赤を浮き出させたかったために富士山や街並みの彩度を少し落とし気味にして現像しています。
と言っても実はほぼ撮って出しに近い状態なんです。
撮る段階で抑え気味にして撮影してる為、曼珠沙華の調整だけで済みました。

またどちらもカメラの上約2mほどの高さからストロボにディフューザーを付けて当てています。
シャッタースピードは25秒で終わる1秒前にストロボをあてて色味とブレを防いでることになります。

結構怪しい雰囲気に作りこめたので七面山は残念でしたがこれはこれで良い撮影ができたかなと。

終えてから再度参拝をしてここでの撮影は終了。

1時間ほど撮影をして朝霧高原道の駅まで戻りました。

せっかくなので翌日朝霧方面からのダイヤモンド富士を撮ってみようと思ったのとちょうど本栖リゾートで花のイベントもやってるので寄ろうと思い道の駅で一度仮眠となります。

4日目

3時くらいに起きてからライブカメラチェック。
まだ時間にもならないしのんびりしていたら少し朝焼けになってしまいました。

急いで撮影ポイントに移動。

到着する前に朝焼けピークになってしまったため・・・路上で1枚。

撮影ポイントに到着すると2人だけ他のカメラマンさんがいました。
広い場所なのでのんびり撮影できるかなと。

雲が良い感じに広がって秋めいてきました。

少し山頂の後ろに雲が広がってるのが気になりますが多分ダイヤモンド富士も大丈夫だろうと。

今回はFUJIFILM GFX100SでPENTAXの645レンズの35mmを試してみたかったのもありダイヤモンド富士チャレンジにしました。
このレンズは古いレンズではありますが8枚羽のため光芒が8本しっかり出ます。
ウニウニの光芒はFA31mmを使うようにしてて光芒はFA43mmを使っていたのですがもう少し広角で撮りたい為導入しました。
フルサイズ換算28mmとなります。

割と悪くない。
少し解像度が落ちますが変にフレアやゴーストも出ませんししっかり描写してくれるので使えるレンズと思います。

Goproでタイムラプスも撮ってみたのでぜひ。

太陽も登り切ったので時間も良くこのまま本栖リゾートへ移動。

8時オープンで到着が8時2分。
ですがすでに2人ほどカメラマンが・・・
待ってたのかな?と思いつつまぁいても不思議ではないので散策開始。

Instagramのインスタ映えを狙ったかのようなどこでもドアや花に浮かぶ船があったり色とりどりの花畑で1時間ほど楽しめました。

ただやはり日照りや水不足かなと思われますが若干終わってしまってる花もありました。
一気に咲き乱れていたらもう少し綺麗だったかもしれませんが割と楽しめたので良しとします。

この後は4度目のふじやま温泉/span>へ

昼間でのんびりし本来翌日帰路予定でしたが雲も広がる予報だし撮りたいものも撮れたので帰路に着くことに。

途中談合坂SAで毎度ながらのラーメンを。

とこのまま今回は終了となります。

今回残念だったのはやはり登り切れなかったことにつきます。
体力落ちてるのもありますし運動不足と言うのもあり、また経験不足で自己判断もちゃんとできなかったマイナスが多きい結果となりました。
ただ次へどうするかはよく分かったので一応七面山は卒業ではありますがなんらかで再度チャレンジしたいと思います。

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