今回高ボッチ高原での撮影で、先日PENTAXが発表したプレミアム機能のGrad NDを導入し試してみることにしました。
本来であれば事前にテストとかを済ませて撮影に臨むべきなのですが、時間などがあわずぶっつけ本番に。
とはいえ、あまり設定時の動画なども出回ってないので少しでも参考になればと。
オフィシャル説明
Grad ND機能とはグラデーションNDフィルターを使って撮影したような効果をもたらす機能です。
適正露出と、露出アンダーの画像2枚を撮影し、合成することで可能にしています。
通常のグラデーションNDフィルターでは、部分的に光量を低下させ露出を調整するため、露出の調整量に合わせて、それぞれのフィルターのご用意が必要ですが、Grad NDでは露出違いの画像を合成するので、カメラで露出設定を変更するだけで露出の調整ができます。
Grad NDではノーマル、リバース、カスタムをご用意しています。また、カスタムではライン(暗)、ライン(明)を選択することも可能です。
要は、今たくさんのカメラマンが使用しているハーフNDフィルター等をカメラで再現してしまいましょう。
という機能です。
ちなみに個人的には最近ハーフNDフィルターは使わなくなりつつあります。
理由は極端になりやすいというのもありますし、ちょっと不自然さを感じてしまっている為、撮影後lightroomでの調整だけにすることが多々あります。
とはいえ極端に空が白飛びしてしまうケースなどもあるので絶対に使わないという訳ではありません。
ケースバイケースでの使用と思っているので導入してみました。
比較写真
雲海部分が明るくなってるのが分かると思います。
要は雲海部分の明るさに合わせてカメラを調整し、上部の空や富士山あたりを暗くしてるケースです。
※この段階ではまだちゃんとしたGrad NDの使い方が手探りの為、雲海が明るくなりすぎました。
一応操作してるときの動画も撮りましたので少しでも参考になれば。
露出補正のボタン→NDのかかり具合の幅を決める
AE-Lボタン→角度
ISOボタン→プレビュー
最低限これだけで使う事は出来ます。
リバースなどもありますし細かい使い方をしっかり覚えれば利用価値はかなりあるんじゃないかと。
個人的感想
使い方次第や設定の慣れ次第では十分使える機能と思います。
流れをざっと書くと、撮影後にプレビューみたいな設定画面が表示されます。
その設定画面でNDの幅や角度を変更できるので、好きな調整をここで行えるようになっています。
またRAWへの適応もされているのでlightroom上でも編集に使えます。
※失念していましたがこのハーフNDのかかり具合(濃度)も調整出来る事を忘れていました。先ほどのサンプルは-1.7で好み的には-0.3EVか-0.7EV
かけすぎるとバランスが崩れるので要注意です。
ある種の飛び道具的な機能だと思いますしハーフNDを忘れてしまった場合、カメラで調整出来るのは嬉しい限り。
もう少し色々試してみたいと思います