今回はKANI ND2-64 バリアブル可変NDフィルターを購入してみたので使用感など少し書いてみたいと思います。
今までPentax K-1を使用してるときにはあまり気にしていませんでしたがこのK-1ではシャッタースピードも1/8000まで上げることができる為、レンズのF値が例えばf1.8でも晴天時などもシャッタースピードでカバーすることも出来ていました。
ですがGFX100Sではメカシャッターを使うと1/4000までしかカバーしていません。
電子シャッターを使用すれば1/16000まで対応していますが、シャッターを押した瞬間にカメラがずれたりすると歪んでしまう為あまり三脚を使用してないときには使わないようにしています。
晴天時に可能な限りF値を解放で使いたい為シャッタースピードをコントロールしなければならなくなってくるのですが、そのためにNDフィルターが有効になってきます。
NDフィルターとは
俗にレンズから入ってくる光を減光させるためのフィルター。
よく滝など糸のように綺麗に流れてる写真があると思いますが結論的にはシャッタースピードを落として水が糸のようになるように表現してるものとなります。
その時にこのNDフィルターを使って光を減光させどれくらいシャッタースピードを落とせるかとなります。
この減光を活用してポートレートでも可能な限りレンズを解放で使いボケ感などを表現していくことになります。
Pentax K-1の時は先にも書いた通り1/8000まで対応してるのであまり気にしなかったのですがさすがにGFX100Sの1/4000では無理なのです。
KANI ND2-64 バリアブル可変NDフィルター
今回購入したこのフィルターはNDフィルターではあるのですが、可変と書かれてる通り、効果を変更することができます。
NDフィルターもND2~10000など数字が大きくなることにより効果が強くなってくるわけで、少し減光したければND2を使えばよいですし、晴天時に雲を流してとりたければND1000など強いものを使うことになりま明日。
この使い方は個人の技法によるので好みではありますね。
可変NDフィルターの特徴は先ほども書きました通り可変できるため、何度もフィルターを交換する必要がないのです。
風景撮影だけであれば取り換えればよいのかもしれないですが、ポートレートは撮影時のテンポも重要になるのであまりタイムロスを作りたくなくその場で変更したい為今回可変NDフィルターを選択しています。
後程ブログでも書きますが今回のポートレート撮影は浜辺でかつ晴天から夕焼けとかなり激しく太陽光が変わるため多いに役立ちました。
ただ少しだけデメリットもあるためそれは後記に。
紹介
正直いつも通りのKANIのパッケージ
このつまみがあるのでレンズ装着時でも簡単に可変調整することができます。
横にmin~maxの目盛りがあるのですがちょっとこちらが分かりにくい。
間隔で可変するしかないので希望としては目安でよいのでどのあたりが2なのか16なのかわかるとさらに使いやすくなるんじゃないかなと思いました。
可変の様子
以下は可変してどれくらい暗く(減光)されるのか簡易的に撮ってみたので参考に。
ND2
minのところ
ND8あたり
ND16あたり・・・多分。
ND64
maxのところ。
※普段NDフィルターは使わないので本来のND8とかがどれくらい減光してるのかわからない為目安と思ってください。
こうやって見ると可変でも綺麗に減光出来るんじゃないかと思います。
色かぶり
ただ今回撮影をこの可変NDフィルターを使うことによって1点不満というかある意味しょうがない部分ではあるのですが、色かぶりなのか偽色なのか発生してしまったので参考にアップしておきたいと思います。
赤丸の箇所を見ていただくとわかるのですが一部緑色と赤の色が入ってしまっています。
多分こちらはホワイトバランスの影響と太陽光の影響両方あると思うのですが完全逆行で撮ってるためシャッタースピードも1/3200まであがりNDの可変を割と強めて撮ってる時となります。
このNDフィルターの減光させるための素材なのか作り方なのかはわかりませんが、フィルターの色が入ってしまってる感じになりました。
NDフィルターは強いものを使うとこのようになったりすることもあるため加減が必要になりますね。
ちょっと強めに出てしまったので現像時少し四苦八苦しましたがなんとか直せるレベルなので良しとしておきます。
今回82mmフィルター径を購入しました。
ポートレートではほぼ77mmのレンズばかりですが富士山撮影でも使えるのであえて82mmを購入してステップダウンリングで対応しています。
KANIは割と質が良いので一つあっても良いかもしれませんね。
個人的には気に入りました
オススメです。