早くも2023年に入ってしまいましたが、皆さまにとって良い一年になりますように。
新年早々ではありますが以前から気になっていた、FUJIFILM GFX100Sを導入しました!
いきさつ
カメラを始めた頃からずっとPENTAXをメインカメラにして富士山をメインにポートレートや愛犬を撮影してきました。
最初にカメラに手を出したのが8年くらい前になるので結構長い期間と言うのが分かります。
一昨年くらいから愛犬を簡単に撮れればいいな、と言う程度でSONYのα6400を購入したのですが色味が気に入らなく売却してNIKON Z7を導入しました。
ですが、ポートレートでは使いましたが愛犬の写真にはあまり使う機会もなく、かと言って富士山をと思いましたが撮影遠征に出ても使う気になれなかったんです。
なんでなのかは正直わかりません。
多分PENTAX K-1で撮影するのが楽しかったんだと思います。
ここ近年ほぼミラーレスカメラとなり一眼レフカメラはPENTAXだけと言っていいほどの古い扱いになっていました。
ですがこの一眼レフカメラを操っているのが好きですし、出てくる写真も好きだったのでPENTAX K-1を使い続けていました。
ではなぜ今回FUJIFILM GFX100Sを導入したのか。
明確に理由があるわけではないのですが、昨年末PENTAXからフィルムプロジェクトが発足され、これが少なからずこのまま本当にPENTAXでいいのか?と言うトリガーにはなりました。
このプロジェクトはある意味素晴らしい事だとは理解しています。
ですがその分余計に、未来を想像しにくくなりました。
もちろん想像なので実際もっといろんな展開がされるかとは思うのですが、一番の理由はK-1mk2の後継機が見込みにくいというところにあります。
また前からちょっと気にしていたのですが、K-1mk2自体アクセラレーターの関係でノイズは少なくなりましたがのっぺり感を感じてしまいK-1を使い続けていた経緯もあります。
と言う事はK-1mk2の後継機が出たとしても、こののっぺり感はなくならないんじゃないかと想像してます。
K-3mk3が発表から発売されたのも数年かかっていますし、仮に近々でK-1mk2の後継機の発表があったとしてもどれくらい待つんだ?と言う気持ち。
またK-3mk3も相応に値段が高く、K-1mk2のフルサイズカメラの後継機が出たとしても結構な値段になるんじゃないかと。
K-1が発売されてからすでに6年以上経過してるのもあり、K-1でも十分と言えば十分なのですが先ほど書いた通り未来が想像しにくいのです。
この未来が想像しにくいっていうのははっきり書いてしまえばいつPENTAXブランドがなくなっても可笑しくないと判断しています。
無くなりはきっとしないと思いますがOMDのように身売りとかは無きにしもあらず。
今あるものの派生販売をしてる限りレンズも含めての新しい展開が見込みにくいですよね。
もちろんK-1もまだまだ使えるので新しいものが良い!っていう訳ではないのですが数年後はちょっとわからないなってのが本音です。
なら今のうちに違うメーカーを併用してゆくゆくは移行してみるか
っていうのが根底にあり、今回以前より気になっていたFUJIFILMを導入しました。
移行を検討していたからSONYやNIKONも触ってみたのですが気に入りませんでしたね。
※良い機種と言うのはわかってます!あくまで自分のスタイルに合わなかったというだけなので誤解無きよう。
なぜGFX100S?
ではなぜGFX100Sにしたのか。
本当は去年末に発売されたX-H2と言う機種にしようとしていました。
センサーサイズはAPCですが高速連射も出来、動物AFも追加され店頭でいろいろ試させてもらったところ追尾も問題なく出てくる写真もよさそうな感じでほぼ決めていたんです。
この機種だけであればZ7売却すればとんとんで購入出来るなとも思っていたのもあります。
その中でポートレート撮影があったんです。
モデルの水無月いとさんと色々話してる中でGFX100Sで撮影されてみたいかもと言う会話もあり興味本位で調べたり店頭に出向いて実際触ったりし他の方のポートレート撮影を拝見してみると
1億万画素の描写力、解像度感など明らかにX-H2とも違うニュアンスを醸し出していてすっかり虜になり、このカメラで水無月いとさん撮影したらどうなるんだろう?と。
もちろん富士山や風景も撮影してみたらどうだ?といろいろ考えが巡りました。
ポートレートで尊敬しているHASEOさんもGFX100Sを使ってるのもありYOUTUBEなどでもいろいろ拝見し、また富士山写真家で尊敬しているオイさんやTAKASHIさんも使用してるのもあり(※TAKASHIさんはGFX100かな?)
俄然興味が膨れ上がってきてしまいました。
GFX100Sの廉価版でGFX50SIIと5000万画素の機種もあります。
値段も値段だったのでこちらをと最初考えましたが、AFが弱い点とこれ使ったらどのみちGFX100Sが気になるのが目に見えたというのもあり。
どうせならもう最高なカメラがいいんじゃないか?
と言う気持ちです。
愛犬撮影は本当に必要になれば今後SONYのサイバーショットを導入しても良いですしとりあえずさっと出せるiPhoneがもしかしたらベターかもしれないという気持ちもあります。
ちなみにPENTAX K-1を完全にやめたわけではありません。
望遠系はPENTAXに基本任せようと思っていますし、標準レンズとHDFA43mmを光芒用で残しています。
このような理由で最終的にGFX100Sに決定したいきさつとなります。
GFX100S詳細&初見
MORE THAN FULL FRAME
緻密なディテールを捉える解像力、視線を一点に引き込む極薄のピント面と美しくなめらかなボケ、無数の色を正確に描き分ける描写性能。
「GFX100S」はこの豊かな表現力だけでなく、撮影者に機動力も与える。
5軸6.0段のボディ内防振性能、そしてアルゴリズムの改良によって進化した高速オートフォーカス性能は、約900gの小型軽量ボディと組み合わさることで軽快な撮影体験を実現する。
ラージフォーマットのセンサーを搭載したカメラでは考えられないスタイルでの撮影。
「GFX100S」は常識を覆し、表現の新たな可能性を切り開く。
GFXが実現した対角55mmの大型センサー(43.8×32.9mm)における高画素。フィルム時代から中判カメラを手掛けてきた富士フイルムだからこそ実現した、高画素数におけるなめらかな階調表現と高い解像力。1億画素超が魅せるその表現力を体感ください。
少しだけHPから引用させていただきました。
やはりこのGFX100Sの一番の魅力は10200万画素の中判といえる高精細な描写。
実際K-1のフルサイズのセンサーと比べるとかなり大きいのが分かります。
FUJIFILMのHPから引用させていただきますが、センサーサイズでこれだけ違う。
細かい所はいろんな情報がもうすでに出回ってるので割愛させていただきますが、実際テスト撮影したところでも明らかに立体感や描写感が違う事が分かります。
今までは「写真を撮った」イメージが強いのですが、「目の前の描写を収めて手にとれるような雰囲気」を醸し出してくれます。
艶感や愛犬などの毛の一本一本がはっきりとわかり、もちろんFUJIFILMの写真の掃き出し技術にもあると思いますがここまで違うのかと。
後は以外と軽いという事。
ミラーレスカメラはどこのメーカーも軽く作られてると思います。
実際ペンタプリズムなど重くなる要因なども入っていませんし機械処理と言うのもあり、軽量化出来てる部分も。
事実フルサイズでもNIKON Z7はかなり軽く取り回し出来ました。
GFX100SとGF80mmを組み合わせても大体1.5kg程度。
・・・K-1とDFA24-70mmより軽いです。
いままで重いカメラを使っていたから尚更苦痛ではありませんでした。
AFに関しては多分レンズによると思います。
このGF80mmはどうも調べた限り少しAFが遅い部類のようで、ワンコのように不規則に動くものには正直弱かったです。
じっくり腰をすえて撮影する感じかな?
ポートレート撮影でも早い動きではなくポージング一つずつしっかり撮れれば問題ないかと。
としても瞳/顔認識できるので十分です。
手振れ補正はかなり優秀と思います。
ですが中判カメラなのでフルサイズと同じような感覚だとちょっとブレるかもしれません。
しっかりと構えて撮る前提ですね。
操作系で基本的に中判カメラは少しもっさりしてると思います。
もしかしたら今最新のミラーレスカメラやNIKONやCANON、SONYを使ってる人は結構遅く感じるかもしれません。
ですがフルサイズやAPSとは確実に違う為、実際にどういう被写体を撮りたいかっていうのがGFX100Sを使う意味合いになってくるんじゃないかと思います。
たまにジョイスティックの反応が遅い時があるのでこれはしょうがないのかな?
動物やポートレートメイン、鳥など早い動きものならSONYが良いと思いますしね。
個人的には富士山メインにポートレートとなるのでかなり有効なカメラと思います。
開封
初めてのFUJIFILM。
ちょっとびっくりしたのが充電器ついてないんですね。
今はカメラに直接さして充電するのが主流っぽいのかコスト削減の為なのか。
なんにしても充電器は必要と・・・。
あたりまえですがセンサーがでかい。
GF80mmF1.7 R WR
GF35-70mmF4.5-5.6 WR
レンズが無ければ何も始まりませんし上記2本も同時導入しました。
GF80mmはほぼポートレート撮影用ですね。
GF35-70mmは標準レンズではありますが本来であればもう一つグレードの高いGF32-64mmF4 R LM WRにしたいところでしたがなんせ高い。
先ずはこの組み合わせで今後挑んでいきたいと思います。
細部
では簡単に細部を。
この液晶はチルト液晶と言うのかな?
今までK-1で慣れてきたどういう向きにも変更できる液晶と比べるとちょっと使いにくいのでこれは慣れるしかありませんね。
そもそもK-1の液晶がちょっと特殊すぎるという話もありますが。。。
GF80mmF1.7 R WR装着
GF35-70mmF4.5-5.6 WR装着
オプション購入
開封ので書きましたがバッテリチャージャーが着いていませんでした。
カメラへ直接さしての充電でもいいのですが、接続部の破損が怖いのと、撮影に出ていてブランクタイムに充電出来ないのは痛いので結局購入。
ミラーレスカメラはバッテリーの消費も激しいので、予備のバッテリーも購入。
予備のバッテリーあわせて15,000円ほど、、、何気に痛いです。
でもこればかりはしょうがないですね。
※バッテリーは互換品なども出ていますが今までの経験上、不具合もないとは言えないので基本純正を使用しています。
SDカードは安定のSandiskを使用。
後はレリーズ。
これで最低限動けます。
総評
今回マップカメラさんの下取り購入をしました。
PENTAXで使ってないレンズやNIKON Z7とレンズなど諸々含めてGFX100Sととんとんくらいです。
ちなみに下取りで販売価格から70,000円引きになってたのと下取りが13%プラスとさらに10%ほど下取り価格上乗せになってたんですよね。
そう考えるとGFX100Sをかなり安い金額で購入できたことになります。
もちろんレンズまでは回らないのでその分の出費は嵩みましたが・・・
ちなみに下取りに出したのは
K-1
DFA15-30mm
DFA70-210mm
HDFA31mm
FA43mm
FA77mm
Z7
Z24-120mm
ストロボ
その他諸々。
上記レンズたちは確かに使う事は使ったんです。
特にDFA15-30mmは広角、HDFA31mmはダイヤモンド富士、FA77mmはポートレート。
ですが広角もここまでの広角はあまり使わなくなってしまったし、HDFA31mmも光芒は好きですが他のに置き換えることも出来る、ポートレートもGFX100Sに・・・
結果、K-1とDFA24-70mmの標準レンズ、DFA70-200mmの望遠レンズ、HDFA43mmの光芒用レンズを残して下取りに出したという事になります。
使わないなら使うものへ投資せよ。
っていう事ですね。
今後PENTAX K-1に置き換わってFUJIFILM GFX100Sがメインになってくると思います。
レンズの問題もありますし完全移行にはまだ時間かかると思いますが、新たな境地へ今年は進めたらなと思っています。