巷でも若干話題になっているGodox iT32+X5Sを購入してみました。
SONY α7CIIを購入してこのカメラではシステムはあまり組むつもりはないのですが、簡単なポートレート撮影の時にストロボはやはり使いたいと思い、先日Sony用のトリガーGodox X2T-Sを購入したばかりでした。
ストロボ関係はGodoxで揃えてる為、トリガーさえカメラとマッチしていれば多灯ライティングも可能ですしX2Tの場合、トリガーにストロボも取り付けられるので御ライティングも可能で、使う時はこの形で良いかなと思っていました。
その購入後少しすると・・・こちらの新製品Godox iT32+X5Sが発売。
元々は室内でしか使わないだろうと思っていたのもあり、出来れば小型のストロボが本来ほしかったので求めてるものに完全マッチ。
且つ、いろいろ見てるとトリガーとストロボが分離できると。
この1台でオンライティングもオフライティングも出来てしまうという優れモノでした。
また天井バウンスも良く使う為、角度も90度あげることもでき回転も合計270度出来ると。
縦構えでもバウンスもやりやすそう。
そもそもα7CIIが軽いのにストロボが重くしたくないのでベストマッチでした。
・X5の交換で主要5ブランドに対応
・TTL/HSS(最大1/8000、Sonyは1/80000)対応
・磁気モジュール設計でワンタッチ着脱
・Godox 2.4GHz ワイヤレスXシステム対応
・最大80mの安定通信(分離トリガー20m)
・軽量コンパクトボディでも高性能発光
・LEDモデリング、内蔵ディフューザー&キャッチライト板
・タッチUIで直感的設定変更
■ガイドナンバー
・GN18(ISO100)
■発光関連
・フラッシュ時間(t0.1):1/1000~1/30000秒
・TTL/マニュアル/Multi対応(最大100回・100Hz)
・HSS:1/8000(Sony グローバルシャッター対応機で1/80000)
・先幕/後幕シンクロ対応
■ワイヤレス(Godox 2.4G)
・送信/受信対応
・送信グループ:
iT32+X5S/N/F/O:M、A、B、C
iT32+X5C:A、B、C、D
・受信グループ:A/B/C/D
・チャンネル:1〜32
・ID:OFF/1〜99
・通信距離:約80m(分離トリガー時20m)
■電源
・iT32:7.4V/900mAh
・X5:3.8V/100mAh
・リサイクルタイム:約1.5秒(1/1)
・フル発光回数:約510回
■サイズ・重量
・iT32:56×39×101mm/169g
・X5:32×32×27mm(1.26 × 1.26 × 1.06 inch)/23g
■同期方式
・ホットシュー/2.5mmシンクロ端子
基本的なスペックは兼ねそろえてるかと思います。
GNが18なので若干光量は少ないと感じるかもしれませんが、室内なら十分と思っています。
明らかに少ないなら多灯でもう一台追加すればよいと思いますし。
開封

小型ストロボなので当然ながら箱の段階で小さいです


空けた瞬間「小さい!」が第一印象ですね

トリガーはホント小さいのでなくさないように注意必要です。

ストロボ台はマグネットにもなってるのでトリガーを外したストロボ本体だけでも装着できます。
付属でディフューザーと色を変えるマグネット式のフィルターみたいなものもついてます。
こちらストロボ発光部がマグネット対応になってるので置くだけでちゃんと取付も出来るので良い意味で楽です。




外観はいたってシンプル。
タッチパネル使用になったので余計なダイヤルやボタン類も最小限に省かれています。
タッチパネルでスワイプなど使い数値なども変更できますが、ダイヤルでも変更可能です。


もちろんリフレクターもついてます。
引き出し式となりますが若干引き出しにくいので爪短い方は少し苦労するかも。
ある程度使っていれば引き出しやすくなるかもしれません。


電池タイプではなく本体へ充電するタイプ。
小型だからこういう事も出来るのかもしれませんね。
USB-Cでの接続となり、ケーブルもついてますが充電器本体が無いと当然充電できないのでモバイルバッテリーなり上手く使いましょう。

iT32本体とトリガーX5Sを外して下から見た状態。
端子があるので取付時に向きには注意。
ちなみに外すときには「真上」にあげて取り外すイメージです。
斜めにとかやると余計に外せません。

トリガーのX5Sを外してマグネットベースに取り付けるとこじんまりと。


付属であるフィルターを取り付けた状態。
これで逆さまにしても落ちません。

α7CIIに取り付け。
カメラ本体が小さいので実物を見るとバランスはかなり良いです。

X5Sだけにした状態。
もうトリガーを取り付けてるとわからない人もいるんじゃないかと思うくらい小さい。

Godox V860IIIと並べてみました。
もう一台Godoxは使用していますが基本的には同じくらいの大きさなので、こちらを並べてみると大きさがはっきり違うのが分かります。

最後にタッチスクリーンを表示させてみて。
暗所でもわかりやすいと思います。
メリット
Godox iT32+X5Sの大きなメリットはトリガー部分のX5**を変更できる事。
マウントごとにこのトリガーX5が出ているので複数マウントを使う方にはこのX5さえメーカーに合わせて購入すればストロボ本体そのまま使う事が出来ます。

自分はPENTAXとFUJIFILMも使っているのでFUJIFILM用は購入予定。
残念ながらPENTAXは扱ってないのでこればかりは諦めるしかありません。
またこのiT32+X5Sをマスターにして多灯ライティングも可能。
トリガーを別で持っていますが、使わなくてもこのストロボがマスターとなるため、他のストロボとチャンネルとIDを設定すれば普通にGodoxの他のストロボも使えます。
ただし、iT32+X5Sを同時に使わないといけません。
画面がiT32にしかないのでしょうがないと思いますしそれでも小型なので特に問題は無し。
この時にiT32のストロボをOFFにすることも当然出来るので多灯ライティングの位置等によってはON・OFF切り替えて使えばよいです。
これはかなりのメリットと思います。
デメリット?
デメリットというほどでもないのですが、どうしてもボタン類も少なくなってるので直感的操作がやりにくいところ。
日本語説明所がついてないと設定が若干分かりにくいと思います。
普通にボタン押す場合と長押しで挙動が違うのでそこは注意。
所感
これだけ小さくてオフライティングも出来るのはすごくメリットがあります。
野外だったら光量の問題もありメインストロボを使いますが室内であればこれくらいのGNでも十分対応できるかと。
α7CIIも今後ポートレートも使うと思いますし、上手く活用していければと思います。
割とAmazonでも在庫が少ないようなので気になる方はぜひお早めに。