年に2回田貫湖からダイヤモンド富士を撮影できるシーズンが到来します。
実質1週間にわたってポイントをずらしつつ撮影できるのですが、やはり有名な場所でありかつ湖面が静かであれば綺麗なダイヤモンド富士になるため全国からカメラマンが訪れます。
(偽りなく今回も京都や九州やらと遠方から来てる方もおりました。)
元々ダイヤモンド富士が好きというのもありカメラを初めて富士山を撮り始め少ししてからいろんなところでダイヤモンド富士を撮影できることを知って、この田貫湖からのダブルダイヤモンド富士をちゃんと撮りたいと思いつつ何度か参戦したことがあります。
参戦と書いていますが実際戦いに等しい。
先ほども書いた通り遠方からも含めたくさんのカメラマンが訪れ、まず駐車場に入れない状態にもなり撮影ポイントもずらっとカメラマンが並んでしまいます。
ポイントによっては喧噪とし過去にはトラブルにもなってるのも事実。
それくらい人が集まりお祭り状態になるため、参戦と書いています。
出発
天気予報を見る限り自分が決めていた日より前の日が綺麗にダイヤモンド富士になってるのもあり少し焦りました。
基本土日は撮影に出向かないのですが、天気予報を見る限りもしかしたら崩れてしまう可能性もあると思い今回は土曜日に出発、日曜日の朝に撮れればと考えていました。
夏休み土日の高速道路はやはりサンデードライバーも多くちょっと変な車もいました。
浮かれる気持ちもありますが完全なる安全運転で富士山麓へ。
実質地元から麓まで3時間は要するのである程度余裕をもっていく必要があります。
到着した時は雨。
というより雷雨。
これは天気予報通りやむなしなので撮るものもない為そのまま毎度ながらのふじやま温泉へ。
普段は朝に入るのですがこの時は雷雨でずぶ濡れの方などもおり、結構混雑していました。
富士急ハイランドのすぐのところですしホテルプランにも含まれてたりするのでどうしても混雑してしまいますね。
やはり朝一が1番です。
結局ふじやま温泉を出た後も天気が優れないのでこのまま田貫湖へ。
先ほども書いた通り駐車場も埋まってしまいます。
多くなると路肩にほとんどの方が停めるのですが自分の車だと若干邪魔になるのでできれば駐車場に停めたく。
到着した時にはまだ余裕もあったので大型が停めても問題ないところへ駐車してまずは撮影ポイントへ三脚を置きに行きます。
本来であれば場所取りで三脚置くのも微妙なのですが、暗黙の了解もあり撮影ポイントへ。
田貫湖へ移動
到着した時には富士山は見えてます。
完全に雨雲が回りを覆ってしまってるため夕焼けも見込めないのでこのままスルー
19時前ですが、すでにほかの方も三脚を設置。
早い人は本当に早いんですよね。
以前は確かに自分も17時くらいには設置したこともあります。
今回このポイントを選んだのは、富士山山頂から太陽が出るのはほぼど真ん中というのと、湖面が静かになりやすい為。
田貫湖の真ん中の方に行ってしまうとどうしても湖面が揺らいでしまう可能性が高くなるので、こちらのポイントを選択。
本来であれば翌日がこのポイントがセンターになるのですがほぼ変わらないのでとりあえずここでと。
この後は正直暇になります。
いつも撮影に来た時に一緒に撮影をするカメラマンInstagramのフォローワーさんも来るとの事でしたので、場所もとっておいてそのまま待機。
22時頃にフォローワーさんとその友人(こちらもInstagramフォローワーさん)が来たので挨拶済ませて一度撮影ポイントへ。
あとは・・・・・富士山が出てくるのを待つのみ。
ちなみに夏場は当然ながら車内も暑くなってしまうので、今年からポータブルエアコンも導入。
こちらは排気も出来てスポットクーラー的なものになりますが、車内を完全冷やすことはできませんが除湿が結構強い為扇風機と一緒に使えばかなり快適です。
少し値段はしますがおススメです。
ただ使うワット数が高いのでポータブル電源はちゃんとしたものを使わないと動きません。
自分はこちらのEcoflow RIVER Proを使用して約6時間稼働できるかなと。
値段は相応にしますがAmazonブラックフライデーなどでかなり値引きが入りますのでその時に購入することオススメします。
災害対策にもなりますしモバイルバッテリー複数持つより少し高めでもポータブル電源がオススメです。
ちなみにEcoflow RIVER Proはドライヤーも使えます。
1時過ぎに移動
仮眠は撮るつもりはなかったのでやはり暇だったのと、場所取りし三脚を移動される懸念もあったので早めに移動しました。
撮影ポイントへ着くと当然誰もおりません。
富士山も見えてないので当然です。
2時間ほど暇つぶししてるとちらほらと他のカメラマンも。
3時過ぎになるとやっと薄っすらと富士山も見えてきました。
こちらは4時過ぎですね。
雲も良い感じに広がりつつあり朝焼けも期待できるので仮眠してるフォローワーさんを呼び起こします。
4時半ごろ。
ほどよく朝焼けが広がりつつあります。
雲が良い感じなんですよね!
PENTAX K-1で広角で撮影
5時頃駐車場に入りきれない車の路駐の列。
今後田貫湖ダイヤモンド富士に参戦する方は一応ご注意を。
当然縦列駐車になりますし両方の路肩に止まってるので身動きできなくなることもあります。
過去には湖に車も落ちていますしパトカーが来たこともありますし。
それくらい人気があるということです。
6時前に影富士に。
ダイヤモンド富士の時間は6:06
この瞬間を待っていました。
湖面も凪のまま静かで綺麗にダブルダイヤモンド富士となりました。
ここまで綺麗にダブルダイヤモンド富士になるのを撮るのは初めてなので感動ものです。
太陽が出た瞬間回りから「来た」や「出た」と歓声が起こりシャッター音が増えていきます。
もちろん観光客やキャンパーの方も大勢おりこの瞬間を待ちわび皆さんそれぞれ楽しんでいました。
実際ダブルダイヤモンド富士を綺麗に撮れるのはほんの数分。
あっという間に時間が過ぎて終了となりました。
太陽が昇りきると霞みで富士山が消えてしまいました。
今回はFujifilm GFX100SにPENTAX HD FA43mmのレンズを付けて光芒を出すパターンと
PENTAX K-1&DFA15-30mmの超広角パターンの2種類撮ることができました。
GFX100S
魔法のフィルター※誰でも持っています
K-1バージョン
湖面も揺らがず綺麗なダブルダイヤモンド富士となってくれました。
この光芒の出方はレンズによって違いますし好みの問題。
ケースバイケースではありますが今回は光芒をしっかりと出したかったのでこの選択となりました。
ちなみに。
Fujifilm GFX100SにPENTAX HD FA43mmこの組み合わせで解放では周辺減光が起きてしまいますが絞れば普通にラージフォーマットでも使えます。
やはりレンズによって使える使えないがあるのでいろいろ調べるべきですね。
ついでに先日購入したGopro hero 9 でタイムラプスも撮影してみました。
簡易的な動画編集ですが未知なる領域なのでこれから試行錯誤していきたいと思います。
終焉
ダイヤモンド富士の時間を過ぎるとほとんどの方はそそくさと帰ってしまいます。
実際富士山も見えなくなってしまったので自分たちも撤収し駐車場へ。
この日富士山写真家の大御所大山行男先生も来ていて近くで撮っていました。
以前に何度かお会いさせていただいており一応は覚えていてくれたのもあり駐車場であいさつへ。
写真集も出していたので購入させていただき一緒に撮らせてもらいました。
いろいろお話も聞けたので良かったです。
そのあとはフォローワーさんと少し談笑して解散となりました。
その後
この後は結局富士山も見えないのでそのまままたふじやま温泉へ。
疲れを癒し仮眠してどうするか検討。
本来であれば翌日朝再度ダイヤモンド富士をチャレンジして夕方は神奈川方面へ移動してと考えていましたが天気図をいろいろ見返してみるとどうも雲が怪しい。
賭けに出るか悩みましたが、あまり寝れてないのもあり疲れがピークに近かったので止める選択をし帰路に着くことに。
たださすが土日の帰り時間中央道は渋滞20km。
都内まで3時間以上とのことなのでしばらく休んでまずは談合坂SAへ移動
とりあえずご飯して待機しほどほどに空いてきたのが23時頃。
やはり土日に絡めた撮影はしんどくなりますね。
何はともあれ無事にダブルダイヤモンド富士も撮影でき満足できる撮影記でした。