今回ポートレートで雪を求め新潟まで行ってみました。
また先日導入したFUJIFILM GFX100Sのシェイクダウンでもあります。
故に使った印象なども書いておければなと思います。
越後湯沢
普段は車移動ばかりなので基本的に電車に乗る事がありません。。。
当然ながら超久しぶりに電車になるわけですがそもそも新幹線も1度しか乗ったことがありません。
・・・どうやって切符取るの?から始まりました訳で紆余曲折し諸々取得。
また自宅から待ち合わせの時間に間に合わせようとするとかなり早朝に出なければならなかったので、後楽園にあるラクーアを初めて利用してみました。
ほどほどに綺麗ではありますがさすが都内人が多すぎです。
あと温泉がぬるい・・・
よっぽど帰宅するのが面倒か宿泊する場所が無いときにしかたぶん使わないだろうなと。
お台場にあった大江戸温泉さえ潰れなければよかったなと思った前日夜です。
東京駅で待ち合わせそのまま越後湯沢へ。
そこそこ大きい駅ですがあまり人はいませんでした。
近場のスキー場を今回撮影地としていましたのでロープウェイであがります。
雪国ですね!
すごく景色も良く気持ちよい天気に恵まれました。
作例
毎度ながらのモデルの水無月いとさん
素晴らしいモデルさんです。
GFX100S使用感
今回レンズはGF80mm f/1.7 だけを使用しました。
フルサイズの35mm換算で63mm相当のレンズ。
ポートレート向きの中望遠のような良い雰囲気の出るレンズです。
※まだ使い慣れてない部分があるのであくまで所感です。
AFに関して
瞳AFの食いつきも問題なくピントずれもあまりおきませんでした。顔認識AFも同時にあるため多分その影響もあり外さないんじゃないかと思います。
ただF値を1.7で撮ろうとすると被写界深度が浅すぎるためピントが合掌しにくいケースもあるためF値は2.2あたりまで絞っています。
背景生かすのにもう少し絞っても良いかなとも思ったので背景の山並みも考慮するときはF4くらいまで絞って使用していました。
その分ピントも合掌しやすかったと思います。
バッテリーに関して
公称値は大体500枚いかないくらいだったかな?450枚としておきましょう。
また寒冷地だったのでバッテリーの減りも早いと思っていましたが、実質2時間撮影して1メモリ減ったくらいでした。
枚数的には400枚は撮影していますが、思ったよりバッテリーはもつんじゃないかと思います。
ただミラーレスカメラの宿命でもあるので予備バッテリーは必須かと。
連射に関して
これが一番のネックでした。
そもそもGFX100Sで連写撮影を求めるのがおかしいのですが(※センサーがフルサイズより大きくそもそも負担もあるため)公称値では秒間4枚程度。
撮影中になんども、連射が止まることが起きました。
テンポよく1.2.3.4.と等間隔でシャッターが切れてればよいのですが、1.2..4みたいに中抜けしてしまいました。
この現象の原因が撮影中全然わからなかったんです。
帰宅して色々検証してみたのですがどうもSDカードの問題が大きいんじゃないかと。
PENTAX K-1を使用してるときにはSandiskのUHS-1 170MB/SのSDカードを使用していますが、このSDカードだと最大書き込み時は90MB/Sなんです。
多分このSDカードの書き込みが追いつかないのでは?と思い、高速書きこみのUHS-2を使ってみれば相応に対応できるのでは?と考えました。
K-1使ってる時は十分だったので同じ考えでいましたがそもそもRAWファイルでGFX100Sの場合は200MBくらいの容量なんですよね。
K-1の4倍ほど。。。1枚書きこみするのに重くなって当然です。
これを考慮していませんでした。
ただ高速のUHS-2のSDカードを探してみると・・・何気に高い。Sandiskでも128MBだと25,000円くらい。普段の5倍以上・・・
色々探したり評判よさそうなのを見るとProGradeが良いというのをちらほら見かけたのでこちらを購入してみることにしました。
ProGrade Digital COBALT 300Rと言うもので書込最大250MB/sとUHS-1の約3倍。
使った上で連射を試してみた所、やはりシャッターテンポも問題なく、バッファーも10枚あたりまでもちました。
またブラックアウト(読み込んだりしてる時の画面消え)もなくなりました。
やはりこういう細かい所でカメラの性能が変わってしまうようでちゃんと調べないとダメだなと実感。
今までK-1で出来た事が違うメーカーになったことによって出来ないこともあると思いますので色々調べなおしですね。
重さについて
K-1を使っているので重さについては何も思いませんでした。そもそもK-1&DFA24-70mmでも2kgくらいありますので。
ミラーレスカメラとしては重い部類になるのでどこまで許容できるかです。
解像度について
これはもう申し分ありません。まず見ていただきたいのが以下で、撮った写真を等倍(100%)に拡大しトリミングしました。
瞳に自分が映ってるのもはっきりわかるくらいです。
髪の毛の質感や1本1本がはっきりとわかりますし、陰影の立体感もすごい。
等倍表示主義のカメラマンも多いと思いますが全体としてどう写ってるのかの方が正直重要と思っています。
ですがこの解像度がある事によっての立体感や質感がフルサイズとはまた違う次元だというのが今回はっきりとわかりました。
もちろん1枚ずつの容量は倍くらいになってしまいますしRAWファイルなんて200MBありデメリットも存在しますが、このデメリットがあるとしてもメリットの方が大きいと思います。
まだポートレートしか撮れてませんが、早く富士山も撮りたいものです。
RAW現像
これ結構気になる方も多いと思いますので可能な限り細かく書いておきたいと思います。
まず自分が使用してるPCの簡易スペック。
Intel(R) Core(TM) i7-9700F CPU @ 3.00GHz 3.00 GHz
メモリ:48GB
SSD1TB
でlightroomを使用しています。
保存媒体はHDD8TBですがlightroomのカタログはSSD2TBを使用。
仕事の関係もありPCは可能な限りスペックを上げていますがツクモ電機で12万くらいのPCだったはず。そこにメモリを増設しただけですね。
このPCスペックでlightroomでの現像を行いました。
読み込み時に2回ほどプレビュー作成が出来なく落ちてしまいましたが、読み込み完了してからの現像速度は今までのK-1を現像してる時とほぼ変わらない状態でした。
たまに現像時の反応が送れる事はありますが、ほんの少しだけ。
一番は書き出し時が時間かかりました。
約100枚をJPG100%サイズはそのままで書き出しをするのに約20分ほどかかりました。
これは多分グラフィックボードの性能の問題もあると思うのですが(たぶん)lightroomの設定を変更してもあまり時間はかかりませんでした。
やはりこの書き出しがネックになってくると思いますが、正直放置してればよいので、、、特に気にしていません。
ただ、このPCスペックでも書き出してる時に他のブラウザなどで作業をしてしまうとlightroomが応答しませんの止まってしまいます。
PCがフルで動いてると思うので他の事が出来なくなりますね。
PCスペックは可能な限りあげておかないとlightroom現像は厳しい部分はあると思います。
最低でもメモリは32GBはあったほうが良いんじゃないかと思います。
またカタログがHDDのままだと読み込みや編集などにどうしても時間がかかってしまうのでカタログこそSSDを使う事お薦めします。
現像に関して書きましたがFUJIFILMのフィルムシミュレーションがかなり自分ははまりました。
今回ノスタルジックネガと言うのをメインで使いましたが綺麗な色で写りますし艶っぽくすごく気に入りました。
正直現像いらないと思ったくらいです。
なのでlightroomで現像を行ったのは露出の調整とノイズリダクションくらいしか弄っていません。
とここまでいろいろ書いてみましたが今度は富士山を撮影したりしてまた違う側面が見えてくるはず。
色々加筆していきたいと思います。