去年初めにFUJIFILM GFX100Sを購入しました。
その前にはNIKON Z7を使いましたが面白みを感じられなかったためにGFX100Sの糧となってしまいました。
何度も使ってるうちにどうもしっくりこないなと感じるようになってしまい5月ごろにGFX100Sが良いのかやはりPENTAX K-1が良いのかの記事を一度書いたことがあります。
その後何度も撮影に出たわけではありませんが2023年末あたりから写真欲が急激に落ちてしまいまだ若干引きずってる部分もありなんでなんだろうという自問自答。
何となくだんだん気持ちがわかってきたのでほぼ独り言ですが書いてみたいと思います。
写真撮影活動について
そもそも写真を始めたきっかけは愛犬を綺麗に撮りたいからの一言に尽きます。
その後富士山の写真を見てすごく感銘を受けて富士山写真にのめり込んでいきました。
そのうえでもちろん富士山近辺に住んでる訳でもないため、撮影に出ると車中泊は当たり前の2~3泊することが必然となり、撮影時以外の楽しみ方や待機時間も楽しめるように工夫をいろいろしてきました。
ご飯にしろ寝ることにしろ温泉にしろ。
また撮影ポイントについてもどのタイミングで撮るかなど試行錯誤してるのを楽しくというのが活動において割と重要でした。
そのうえでメインカメラが出てきます。
冒頭にも書いた通りGFX100SとK-1と2台あり、1億画素のGFX100Sをメインとしてこの一年使用してきましたが、やはり個人的に
ミラーレスカメラで当たり前のように撮れる写真が面白くないと感じてしまっています。
操作方法や光の捉え方などミラーレスも一眼レフも変わらないのですが、K-1の方が撮影してる気持ちが強いんです。
多分慣れ親しんだ配置や色味、どうすればどう撮れるかを想像しながら撮影に挑めるのが大きいのかもしれません。
その反面、使いこなせないと全く良い写真にならないじゃじゃ馬感があり使いこなしたときに爽快感もあります。
ミラーレスカメラはファインダーにしろ液晶にしろ決めて撮るような形になると思います。
要は結果ありきでの撮影ですね。
多分この辺りで撮影してる感覚にならないんじゃないかと気持ちが傾いています。
実際5月ごろに書いた内容が今まさに当てはまってる感じです。
ミラーレスカメラやGFX100Sが悪いと言ってるわけではないので誤解しないようお願いします。
あくまで個人的に合わないっていうだけの話。
個々に思ったこと
5月の記事にも書きましたが現時点でデメリットなどに感じることを個別に書いてみたいと思います。
広角レンズが無い
今は新しくGF20-35mmと言うGFX専用のレンズが発売されておりますが値段にして30万オーバー。
正直高すぎて手が出ません。
結果PENTAXのDFA15-30mmを35mmモードかそのままGFXのサイズかで使用はしていますがマニュアルで使う分には35mm換算15mm程度であれば普通に使えます。
ただ当然ながらオートフォーカスは使えません。
レンズの性能
これがなかなか厄介でした。
PENTAXをメインで使ってる時にはPENTAXのレンズが当然のように普通に素晴らしく良い表現が出来ました。
フルサイズのレンズにはTAMRONのOEMのレンズが二つほどありますが何も問題なく使えてますし良い描写になります。
その上でFUJIFILMのレンズを使うと普通すぎる傾向が感じられます。
この普通と言うのはありきたりな変哲もないという意味。
改めてPENTAXのレンズが高額でもなく良いレンズなんだというのを実感しました。
FUJIFILMのレンズが悪いという訳ではありません(光芒や逆行はちょっと弱いかな?)
ただ普通過ぎて面白みに欠けてしまい結果GF45-100mmも使っていましたが外で使ったのは3回ほど。
唯一GF80mmの単焦点レンズはポートレートで使うので高い頻度で使っていますがPENTAXのFA77mmみたいな「ハッとすと」描写は一度もありませんでした。
素直なんだと思いますFUJIFILMのレンズは。
普通のそのままの描写を求めるカメラマンには最適かもしれません。
レンズの種類
今持っているのは単焦点レンズのGF80mm F/1.8 とGF35-70mmと言う安価な標準レンズのみ。
それにPENTAX645のFA35mmとFA80-160mmになります。
この645レンズは中古で安価に揃えられるレンズではありますが最新のGFレンズと比較するとGF100Sの1億画素を引き出せません。
またGFレンズは根本的に高額になってしまう為、安易に購入することが出来ないです。
GF80mmはポートレートでのメインになるため風景では一度も使ったことが無く、このレンズ自体の描写は割と好きな方ではありますが、ある意味素直なレンズ。
ならPENTAXのFAlimitedでいいんじゃないかと思い始めています。
望遠レンズも然り、種類もなくそもそも高いので揃えることは出来なく結果PENTAX DFA70-200mmを使うことになります。
ここまで来るなら別にGFX100Sじゃなく素直にK-1使った方が面白いんじゃないかと。
操作性
クイックメニューの配置など何度も見直しましたが必要なものを設定しておくことが出来ませんでした。
自分の場合の必要なものとは、他社レンズを使う為マウントアダプターの設定項目。
結局メニュー内でマイメニューを作成しショートカットを作り、何層か入り込んで毎度焦点距離を設定しています。
またAFとMFの切り替え、追尾なのかスポットなのかなどを毎回メニューに入らないと設定できないのは何気に面倒なんです。
と言うよりもK-1がボタンに設定しておけばよっぽどの事が無い限りメニューに入る必要性が無い。
インフォメーションメニューだけで終わってしまいますし、撮影中でもボタン一つで切り替えられるのは本当に楽。
ミラーレスカメラ
先にも書きましたが結果ありきのカメラだと思います。
ただやはり愛犬など瞳AFはどうしてもK-1では叶えることが出来ないのでポートレートで超重宝しています。
楽なんですよねピントが追いかけてくれるので。
ただこの楽ってのが問題で結局これってカメラが良くて撮れてるだけの話であって自分自身が工夫して撮ってるわけではないと思います。
もちろんその分構図を考えられるようになりますしふとした瞬間を撮ることもできるのでメリットにしかならないのですが。
単に面白くないに尽きます。
またGFX100Sは連写も遅く瞳AF合掌度も高い訳ではないのでちょっとマイナス。
愛犬用に等しくAPSカメラのX-S20を購入してTAMRON 18-300mmと言う便利ズーム、XC35mmと言う単焦点レンズを別口で購入しましたが、こちらは室内で愛犬撮ったりするのにすごく楽しい。
外ではまだ撮れてないのですが何となくイメージが着くので正直GFX100Sより楽しく感じています。
この違いが何だろうと考えると結局のところ適材適所に落ち着くんです。
総評
結局のところどうしたいのか。
これこそ本当自問自答ですよね。
前回撮影に出たときに2台撮影ポイントまで持っていきましたが使ったのはGFX100Sのみ。
あえてK-1は使いませんでした。
この理由としてはGFX100Sの面白みを再認識してみようと考えたからであり、結果としてはやはり面白みを感じられないでした。
撮影からまだ戻ってもいないのに売ったらいくらくらいになるんだろうと算段を始めていたので気持ち的にもう離れてるんだと実感しました。
今のところすぐのすぐにGFX100Sを売るという結論にはなりませんが次の撮影からPENTAX K-1をメインに戻します。
結局のところ楽しめなかったら意味がありませんし、約1年半ほど迷ってたのが時間の無駄でもありますし。
またGFX100sを使ってのポートレート撮影も近日中に写真集を出して一つの区切りもつくので丁度良いかなと思っています。
多分どこかのタイミングでK-1mark3も出てくるんじゃないかと思っていますので期待しつつPENTAXに戻りこれからの写真活動に挑めたらと思います。